優しい人っていうのは、依存体質の人を引き寄せる力が強いんですよね。なので、優しい人はその性質上、相手を支えようと懸命になることが多いんですが、これをすることによって依存体質の人はますます自分に依存してくるわけです。
なので、これを繰り返していると優しい人は疲れて突然支えるのを辞めちゃうわけですよ。そうなると依存体質のある人は「私は裏切られた！」と感じ、自分が被害者であることを主張し始めるわけですね。
僕がここで言いたいのは「優しさ」というのは長期的には人を救わないって話です。人は慣れます。それは優しさだけでなく厳しさも。慣れさせちゃダメなんですよ。
なぜご飯を食べるときに「いただきます」を言わなければいけないのか？なぜ「挨拶」というものが存在するのか？慣れさせず、そこに感謝をする為です。感謝ってのは結局のところ他人にありがたく感じる意思表示をするだけでなく、「その恩恵がいつまでもあると思うなよ」と自分に言い聞かせるためのものなんですよね。